私が起業しようと思った3つの理由

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皆様こんにちは、合同会社よかった 代表の谷川です。

今日は、今から約10年前に何故、私が起業しようと思ったかという理由を3つ紹介したいと思います。

社会福祉、介護業界に情熱があり自分で立ち上げたくなった。私が、この仕事を志したのは、大学3年の時です。それから進路を変え、社会福祉を学びます。詳しい話をすると長くなるので割愛しますが、大学を卒業してから通った社会福祉を学ぶ学校で、

『障害のある方たちが、普通に生活できる社会がノーマルな社会だ!』

という考え方に出会い衝撃的をうけ、その後の人生に大きな影響を与えられた気がします。
これから自分の目指すゴールに出会ったような感覚でした。

しかし現実の世の中はあまりにもかけ離れていました。でも、世の中その方向(障害のある方たちが、普通に生活できる社会)に向けて動きだしているんだと思いました。そして私もそういう世の中になるように働いていこうとその時決心ました。

私がそれまで見てきた障害のある方の置かれた環境は、学校でいじめられ、笑われ、差別の対象になっている、そして、それが普通だと私は思っていました。

だから「私が助けるんだ。」とおこがましい偉そうな考えを持っていました。

そして、「その人にとって必要な環境が整い、必要な支援があれば、どんな障害がある人も自立した普通の生活が送れる。」という考えに触れたときに、

我々の仕事は助けるのではなく障害で出来ない、苦手なことが「支援」や「環境が整うこと」によって『出来る』になり、普通の生活になるように仕事をすることなのだと気づかされ、それこそが、我々社会福祉の業界のものの仕事だと肝に銘じて働こうと決めました。

以来、いくつかの職場で働きましたが、色々な現実の壁にぶつかりました。

・ 給料はいいが、利用者にひどいかかわりをしているような職場

・ 理想的な仕事は出来るが給料の安すぎる職場

・ 介護保険が始まってからは、ほかの業界の人が立ち上げた職場

別に私は自分で起業しなくても、世の中が、障害があっても普通に生きれる世の中になっていくならそれでよかったのかもしれません。そこを目指す仕事ができるなら雇われて働いてもそれでよかったのだとおもいます。

結局、この仕事に思いのある自分たちが、企業して事業所を立ち上げるしかないという結論に至ったのが第1の理由です。

パートナーや仲間がいた。会社設立当初、お金はほとんどありませんでした。事業を行うにあたってお金がないことは致命的なことの一つです。つまりお金がないと事業を立ち上げることは出来ません。

何とか、生活費を切り詰め、人からは借りず、自分たちのいろいろなところからお金を都合し、銀行から融資を受け、事業を立ち上げるのに最低限のお金は整えました。

当然事業を始めるのは初めての経験ですから、どうすればいいのかも一から学ばなければなりませんでした。

私にあったものは、パートナーつまりと、前職で働きながら自主的に行っていた研修会や飲み会の企画をして得た仲間とネットワークです。

妻が理解者で共に働いてくれる同僚のような存在だったことは、とても大きなことでした。

また、休日を利用して企画し行っていた、研修会や飲み会で多くの人が参加してくださり、ともに研修会や呑み会を企画運営してくれ、そこで得た仲間やネットワークは掛け替えのないものです。
そして行動すれば多くの人が賛同してくれるという感覚はそこで身につき、周りに理解者、協力者がいたということが、第2の理由です。

根拠のない自信があり、あまり後先のことを考えるのが得意ではない性格だった。このことも、大きな理由の一つだと思います。
つまり、お金もない、事業の立ち上げにかかわったこともない経験0なのに、『自分がうまくいかなければ誰もうまくいかないはずだから、絶対に失敗しないはずだ。』 ハハハハハ というほとんど根拠のない自信がありました。これは私の妻も同じで、当たって砕けてはいけないのですが、あたって解決しろぐらいな気持ちで、事業の立ち上げに挑んでいきました。

夫婦ともにあまりくよくよしない性格、嫌なことはすぐ忘れる性格で、大体どんな状況でも、笑っていられます。そうすると、大変なこともいろいろあるのですが、その時々で、いい出会いやいい状況に恵まれ、何とかなっていくのです。不思議ですね。

ですから根拠のない自信があり、後先のことを考えるのが得意ではない性格だったというのが第3の理由だと思います。

以上です。初めてのブログで、誰かの目に触れるかどうかもわかりませんが、最後まで読んでいただいた方に感謝いたします。

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