こんにちは。放課後等デイサービス「よかったねクラブ」担当の谷川です。
これまでのブログでも話題にあげていた、フリーマーケット。5月に第1回を開催できました。子どもたちが普段デイサービスで通ってくる、よかったねクラブを会場に、まずはアットホームな感じで行いました。
親御さんからは「我が子が自発的にあれこれやっている様子が新鮮だった」などの声も。人と一緒にやることで、やってみたいことが生まれてくる、良い循環を感じました。次回6月は、会場を1つ増やして行う予定。またご案内や報告をさせていただきますね。それでは、今月のブログをどうぞ。
本田秀夫さんとの出会い
最近谷川は、とっても忙しくしています。なぜかというと、本田秀夫さんの講演会を知多半島で開きたいと考えていて、そのためのお話をしに、そこらじゅうを歩き回っているから。忙しいけれど、充実した毎日です。多くの人に、本田さんのお話を聞いてほしい! そう感じるようになったきっかけから、少し書いてみたいと思います。
私が本田さんと出会ったのは、福祉系支援者向けのある講習会でした。3年前くらいかと思いますが、まだコロナ禍だったこともあり、オンラインでの受講でした。この仕事をしていると、研修を受ける機会はわりとあり、いろんな立場の人のいろんな考えを聴くことができます。
本田さんのお話を聞いて魅力的だと感じたのは、きちんとしたエビデンス(裏付け)をもとに話をされていることと、本田さんの視点がいつも、障がいをもつ本人がどう感じているのか、どう考えているのか、というところにあることでした。
本田さんは精神科医です。発達障がいの専門家で、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室で教授を務められています。国内外の多くの研究結果に目を通し、自分でも研究を行い、精神科医としても日々患者さんに接している本田さんの確かな視点から発せられる言葉には、分かりやすさと説得力がありました。
「それって、誰が困るんですか」ということ
いろんな研修を受けていると、「支援者や親御さんの困りごと」に目が向いているものと、「障がい児本人の困りごと」に目が向いているものがあるなと感じます。本田さんのお話は圧倒的に後者だと感じます。
研修で本田さんに興味をもってから、本田さんの発信(YouTubeやアプリなど)を積極的に見るようになったのですが、本田さんはよく「それって、誰がやりたいんですか」「誰が困っているんですか」という視点で話されます。そう言われることによって私たちは、一度立ち止まり、本当に本人が望んでいる方向なのかを考える機会をもらえます。
発達障がいをもつ本人の一番近くにいる親御さん、その周りの私たち支援者や教育機関なども、つい「世の中にどう合わせていくか」に意識が向きがち。特に学校は集団教育なので「みんなと同じようにできる」ことに価値が置かれがちです。
でも、私は思うんです。「そんなに早くなくていいよ」「自分に合った方法を見つければ大丈夫だよ」って。誰もが、生きている喜びを感じて生きて欲しい。それに「よかったね」って感じて欲しい。それがすべての出発点であり、ゴールなのではないかと。社会の要請に合わせた発達支援が一般的であるなら、本田さんの視点を知ることで、新しい気付きが何か生まれるのではないかなと期待しています。
本田さんのクラウドファンディングの内容は?
さて、そんな本田さんの講演会を知多半島で開きたいと思ったら、どうすればいいんだろう。そんな時に、本田さんが中心になって行っている、クラウドファンディングを見つけました。その返礼品の1つが「出前研修会」だったので、皆さんから寄付金を集めて、そこに寄付をしようと思い立ったわけです。本田さんがお金を集めて行おうとしていることも本当に素晴らしくて、大切なことなので、紹介しますね。
それは「インターネットを介した発達障害・知的障害の情報発信プラットフォームの開発」。国内外の発達障がいや知的障がいに関する情報を収集し、エビデンスレベルを評価したうえで紹介したり、研究成果を専門的な論文だけでなく一般の私たちでも分かるような方法で発表したり、を目指すそうです。
これがどんなに大切なことか、分かりますか? 今、これだけ発達障がいという言葉が知られるようになり、メディアでの発信からママ友同士のおしゃべりの中まで、玉石混交で情報がやり取りされています。その中には正しいものもあれば、怪しいものも。発達障がいをもつ本人や周りの不安をあおったり、本人の想いとは違う方向に導いてしまったりするようなものもあります。「良かれと思って…」というやつですね。
確からしさが分かる情報、日々進んでいる研究の成果、そうしたものに広く多くの人がアクセスできることにより、発達障がいや知的障がいの人たちとその家族への理解・支援が正しく進んでいく、というのが、本田さんの考えです。そのための資金となり、かつ本田さんのお話を聞ける機会も作ってくれるという一石二鳥の寄付を、私は多くの人と一緒に、みんなの手でしたいと思っています。
講演会をきっかけに、未来へつながる道づくりを
本田さんのフラウドファンディングですが、締め切りが6月30日。今月末です。今私は「本田さんという人の、こんな講演会が開きたいんです」と、親御さんや各支援機関などにお話をする毎日を過ごしています。
寄付金を集めるという目的をもちつつ、「会って話をする」ことを一番大切にしているので、基本的には手渡しでと思っています。(どうしても振込をという方は、対応するのでご連絡ください)。
普段はなかなかゆっくりお話をする機会のない親御さんの悩みごとをお聞きして一緒に考えたり、深い付き合いのなかった支援機関さんにお邪魔してお互いの考えを伝え合ったり。こうした時間こそが、発達障がいをもつ子どもたちへの、何よりの応援につながると信じています。おかげで、多くの方からご寄付をいただきました。1人ずつお話をして、使い道に共感していただいての、あたたかいお金。本当にありがとうございます。
寄付をいただくと、3つの「いいこと」がお返しできます。
①本田さんの講演会に参加できること
②本田さんのクラウドファンディングへの寄付となり、信頼のおけるプラットフォーム構築が進むこと
③「ふらっとわ」に参加できること
①②は、これまでの流れで妥当だと思われるでしょうか、突然の③は、何でしょう? それは、この地域の発達障がい児支援を含めた人の輪に、参加できますよ!ということです。
「ふらっとわ」は、私谷川を含め、福祉・子育てに関わる3人で立ち上げたグループです。知多半島の福祉・誰もが暮らしやすい地域について、所属や立場を超えてフラットに話し合える場をつくっていく予定。本田さんの講演会が出発の「点」なら、その先に引いていく線が「ふらっとわ」。ふらっと参加できる、継続的な輪を、自分たちの手で用意していこうと思っています。
①②とともに③の特典も楽しみながら、ご寄付いただけたらとっても嬉しいです。それでは6月末まで、元気いっぱいに走ります。応援したいよ!興味があるよ!という方は、いつでもぜひお声掛けくださいね。


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