バンド活動、ミニ四駆部、スポーツ大会…自分たちで動き出す、成長した姿!

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こんにちは。放課後等デイサービス「よかったねクラブ」担当の谷川です。

夏休みが終わりました。子どもと長く一緒にいられる夏休みは、毎日がドラマの連続で、私たちスタッフの頭も体もフル稼働。疲れましたが、子どもたちの素敵なところもたくさん見られて、充実の日々でした。今月のブログはまず、そんな夏休みのひとコマから。

 

 

自然災害に振り回されつつ、成長感じた夏休み

 

今年は、何かと自然災害に振り回された夏休みでしたね。

お盆前に起こった宮崎県の地震をきっかけに、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を発表。その時期のお出かけでは、余分に水分をもたせてもらうなどの対策をとりました。よかったねクラブの中だけでなく、家庭でも「もしその時、地震が起こったら」を考えてもらう機会となりました。

 

また、夏休みの終わりには大きな台風が来るかも?という状態に。その日は小学生~高校生6人にマンツーマンでスタッフが付き、電車で名古屋市科学館へ行く予定でした。最寄りの駅に着いて切符を買おうとすると、心配顔の駅員さんが…。「電車がいつ止まるか分からないから、行ったら帰って来られないかもしれないよ」。

 

夏休み最後の大きなお出かけ、しかも電車に乗れることをとても楽しみにしてきた子どもたち。もともと発達障がいの子は、急な予定変更がとても苦手なことが多く、そのうえ楽しみを奪われるとなったら、対応できないんじゃないかと私たちは思いました。

 

ところが、ある子が「じゃあ、ビーチランドに行こうよ」と提案。他の子たちもそれに賛同し、行き先を南知多ビーチランドに変えることで、落ち着いたのです。その後、クラブに戻り、車でビーチランドへ出かけて楽しい1日を過ごせました。

 

こんな風に柔軟に変更することができるんだ!というのは、スタッフにとっても親御さんたちにとっても、驚きでした。この夏休みの間、また夏休みに向けても、子どもたちは、何がしたいか、どこへ行きたいか、などを、できるだけ自分たちで話し合って決めてきました。行った先で起こる大小のハプニングにも、その都度対応してきました。それを重ねて成長した夏の終わりだったからこそ、すんなりと行ったのかも。成長をとても嬉しく思いました。

 

 

「高校の友達と、バンド組むんだ♪」

 

夏休みが終わって、学校が始まりました。学校の友達とも久しぶり。そんな中、高校2年生のN君が、嬉しい報告をしてくれました。「高校の友達と、バンド組むことにしたよ」。「ドラムができる人がいないから、やってくれない?」

 

えっ?私ですか?確かにドラム叩けるけど、高校生のバンドに私でいいの? そんな想いもありつつ、N君が友達とバンドを組んだことも、私を誘ってくれたことも、とっても嬉しいことでした。

 

N君は、小学3年生の頃、よかったねクラブに来るようになりました。自閉症の特性から、初めてのことや変化が苦手で、はじめの頃はいつもパニックを起こして大泣きしていました。中学生になり、ギターを演奏するように。お父さんも「せっかくの機会なので」とギターを始められ、親子でギターを練習していました。

 

よかったねクラブでは年に1回、「バリアフリーコラボレーション」というイベントに企画・出演しているのですが、去年はそこで、プロの方の演奏に支えられながら、よかったねクラブの発表にギター演奏で華を添えてくれました。

 

そして今年の夏休みには、武豊町で開かれた「NHKのど自慢」の予選大会に出場。衣装もキメてステージで堂々と歌う姿を、よかったねクラブに通う子たちと一緒に応援に行きました。歌唱後にみんなに囲まれている姿は、まるで芸能人みたいにカッコ良かったです。

 

そして、そんなことがあっての「バンド組んだよ」。N君と音楽とのひとつひとつの出来事が、喜びや自信になり、自らバンドを作ろう!というところまでN君を動かしたのだと思います。純粋なる「生活の楽しみ」が自分の中にあるって、とても素敵なことです。それを見つけたN君。高校2年の秋から始まるバンドライフ、楽しみですね。私もドラムの練習を、「谷川さんの演奏を聴いたことがあるし、ちょうどいいと思って」とメンバーに入れてくれたN君に応えられるよう、頑張らなきゃです。

 

 

ちいさな日々の種まきが、いつかどこかで花開く

 

バンドを始めたN君以外にも、いろんなところで子どもたちの嬉しい成長がありました。例えば、今年の5月から、月1回土曜日のフリーマーケットを定例化したのですが、そこでミニ四駆を楽しんでいるI君。中学校で友達を誘えているようで、フリマの日になると、その子たちが遊びに来ます。メンバーがそろってきたので、いよいよ「ミニ四駆部」が発足しそうな気配です!

 

また、中学2年生のK君からは、「スポーツ大会をやりたい!」と発案が。それも、競技に参加する側ではなく、大会運営がしたいそう。表彰状の授与シーンにあこがれているようです。「皆がやりたいことをやれるように」と考え、さっそくアンケートを作っていましたよ。

 

よかったねクラブでは、子どもたちが社会に出た時に、豊かに生きていけることを目指し、日々の活動をしています。彼らのこうした自発的な姿や、楽しく何かに取り組む姿勢、周りの人とのつながりを感じられる様子などからは、そこに向かって力強く歩みを進めているのを感じられ、スタッフ同士も「よかったね♪」と喜びあっています。

 

N君の音楽で言えば、よかったねクラブとして6年前から「バリアフリーコラボレーション」に参加してきたこと、そこで彼がギターを弾く演奏者を見たこと、私が武豊町の吹奏楽団に入ってドラムを演奏していたことなど、すべてが今のN君につながっていたんだなと思います。また、フリーマーケットを始めたからこそ、友達が集まってミニ四駆部ができそうだし、この先は地域のイベントでミニ四駆大会をできるかもしれません。K君の「スポーツ大会をやりたい!」は、実は彼が小学3年生の時に、同じような大会をしたことが今につながっています。

 

ひとつひとつのちいさな種が、今になって、「ここで花開いたね」ということがたくさんあります。その時は何につながるのか分からなくても、誰かに会ったり、地域の中で何かをしたり、種まきをしておくことが大切だなと、今、つくづく感じています。

 

そんな種まきの拠点に、という思いもあり、先日来書いている「ふらっとわ」の活動も少しずつ始まっています。また、皆さんから寄付金をいただいた、本田秀夫先生の講演会も、具体化してきました。これからの動きも、ブログなどで皆さんに共有していこうと思っていますので、ぜひいろんなところでつながっていただけたら嬉しいです。

 

それではまた、次回のブログもお楽しみに!

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